半田山の頂に我が母校「岡山電機工業高等学校」が誕生して早半世紀が経過した、半世紀前に誰が今の繁栄を予期していたでしょうか、名誉理事長の「故加計勉先生」の当時の胸中は今以上の隆盛と繁栄は当然ながらのことであり、まだまだ物足らないとも聞こえてくるようです。
　実習場をにわか作りの入学式々場とし、何も無い処から「教職員・生徒」が一丸となって、「どこにも無い、今までにない、そんな学園を築いて生きたい」この様な思いが私だけでなく全員が共有していたように思い返されます。だからこそ、校門も無い、グラウンドも無い、体育館も無い、図書館も無い・・有るものを数えた方が早いくらいのところから創造する喜びとは何かと？と教えて頂いたようです。　卒業生を代表して一言申し上げます、今ここに自分が存在しているのは「岡山理科大学附属高等学校」の存在があったからだと私以外の卒業生の全員が胸を張って言えるのではないかと断言できます。
　この五十周年を機に、個人々が母校に対して、在校生に対して目を向けていただきたい。
益々の繁栄を望んでいる皆さんが、母校に足を向け、「後輩達の為に自分は何が出来るか
何か役に立つことは無いか」を考えて戴けることを切に願って私の挨拶に代えます。
五十周年記念事業には全員が集まって戴きたい。お待ちしています。