理事長 ご挨拶

新しい歴史を刻む

学校法人加計学園 理事長 加計 孝太郎

 本校は、学園創立者・加計勉によって昭和37年4月に岡山電機工業高等学校として開校した、加計学園が設置する第1番目の学校であります。

 折に触れ申し述べていることではありますが、戦後日本を復興させるためには教育しかないという信念から「ひとりひとりの 若人が持つ能力を 最大限に引き出し 技術者として 社会人として 社会に貢献できる 人材を養成する」という建学の理念を掲げ、当時、急速に発展しつつあった水島工業地帯を臨む岡山の地から次代を担う人材を輩出したいという想いに突き動かされての事でした。

 以来、常に来たるべき新時代、新社会には、どのような人材が求められているのかを検討し、既設学科の内部充実はもとより、新しい学科、コースの設置、教育環境の整備等に努め、今日まで約27,000名の卒業生を世に送り出して参りました。卒業生の皆さんは全国においてさまざまな分野で活躍しておられ、その話を伺うたびにとても嬉しく、また、頼もしく思っております。

 現在、本校は普通科8コース、工業科2科、通信制1科に加え、平成27年4月より教育学科が開設されました。この学科は将来、教員を志望する人を対象に高等学校からその資質・能力を育成していくことを目的としており、将来、わが国の学校教育を担う人材が育ってくれることを願っております。

 そして、本校同窓会が本年50周年を迎えることとなりました。人間で言えば50歳とは「知命」と呼ばれる歳であります。この言葉は、「五十而知天命」(論語・為政編)に由来し、自分の天命を知る歳とされております。

 本校同窓会の天命とは、同窓会会則にも謳ってありますように、「会員相互の親睦を図り、母校との関係を密にし、その発展に寄与する事」であり、さらに本校が発展していくためには、教職員スタッフのみならず同窓会と卒業生の皆様のお力添えなくしてはあり得ません。さまざまな職業分野で活躍なさっていらっしゃいます同窓生の皆様にそれぞれの視点から母校をご覧いただき、忌憚のないご意見、ご要望を是非、お聞かせいただきたいと存じます。

 このホームページ開設を機会に、同窓生の皆様が今まで以上に結束されますことと、今後ますますのご健勝とご活躍をお祈り致します。

 今後ともよろしくお願い申しあげます。



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